手根管症候群

 

【病態】

 

 

屈筋腱の腱鞘炎、手の過度使用、ガングリオンなどの種々の原因により、

 

手根管内で正中神経が圧迫されることにより起こる絞扼神経障害である。

 

 

 

【症状】

 

 

正中神経領域のしびれ感、知覚障害がみられる。

 

 

 

痛みは、夜間から明け方に増強する特徴がある。

 

 

 

進行すると母指球筋の脱力感や筋萎縮がみられるようになり、対立運動障害による巧緻動作が障害される。

 

 

 

【理学検査】

 

 

ファレンテスト:陽性

 

 

 

チネル徴候:陽性

 

 

 

【治療方針】

 

 

血流改善と共に、

 

手根管を通過する筋腱の柔軟性を図り、

 

正中神経の機能を調整する。

 

 

 

【施術例】

 

 

①手根管を通過する筋(浅指屈筋、深指屈筋、橈側手根屈筋、長母指屈筋)を前腕部で押圧し、筋緊張を緩和する。

 

 

 

②両母指球を用い、手根部を開くように押圧する。

 

 

 

③患側の腋窩部を押圧する。

 

 

 

④患側上肢へ基本操作を行う。

 

 

 

⑤全身操作を行う。