怒りでなく、「信じている」と伝えることで、人は変わる【岸見一郎】
ある家庭では、夫が朝帰りを繰り返していました。妻は当然「なんでいつもこんな時間になるの!」と激しく怒ります。夫は「運転中に睡魔に襲われて、駐車場で寝ていたんだよ」などと言い訳しますが、浮気をしている疑いがあった。私はその奥さんに「このまま怒り続けていたら、別れることになりますよ。離婚したいのですが?」と聞きました。すると奥さんは「別れたくない」と言う。そこで「騙されたと思って、旦那さんが朝帰ってきたら、お茶を出して『お仕事お疲れさま』と言ってみてくださいと伝えました。彼女は努力して怒るのをやめて、実際に1か月ほどお茶を出し続けてみた。すると夫の朝帰りはピタリと止まったのです。
怒っているときは朝帰りが続いていたのに、なぜこんなことが起きたのか。それは、「人は自分を信じてくれる人を、裏切り続けることはできない」からです。他人との関係を修復したいのならば、怒るのではなく、相手を信じていると伝えることです。怒りの感情は、決して人を近づけず、それに触れた相手を遠ざけます。だからこそ仲良くなりたい相手には、決して怒ってはいけないのです。
「怒れば相手は言うことを聞く」というのは思い込みです。子どもに「勉強しなさい」と言い続けても、決して自分から勉強するようになりません。これまでずっと怒って物事が変わらないということは、そのやり方が間違っているということです。ならばそれを一度だけでもやめてみたらいい。きっと多くの場面では驚くような変化が起こるでしょう。
【岸見一郎】「感情の整理が」上手な人になる方法『PHPスペシャル』編集部
確かに「怒り」をあらわにしている人には、近づきたくないですよね?
自分が子供のころも今も勉強もせずに、子供に勉強しなさいと言ってもすると思いますか?
昨日の続き
アメリカ人は笑い出して言った。
「
メキシコ人、
「億万長者?で、セニョール、その後は?」
アメリカ人、
「リタイアして、
そこで、朝寝坊をし、少しだけ釣りをして、子供と遊び、
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